STUDY HACKS! 楽しみながら成果が上がるスキルアップのコツと習慣(著者:小山龍介)

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「会計HACKS!」に出会い、すぐさま図書館で取り寄せたHACKSシリーズ第二弾です。小山さんの書く文章は非常に簡潔で分かりやすく、読んでいてとても心地が良いです。このような文章が書けたら、さぞかし執筆活動にも力が入るかと思います。

さて、皆さんは「勉強」をどのように捉えられていますでしょうか。辛いもの、楽しくないもの、ゴールが見えないもの…などなど、ネガティブな要素を思い浮かべられる方が多いのではないでしょうか。そんな敬遠されがちな「学習」を、改めて考え直す一冊がこちらです。

勉学は学生の仕事と誤解されている方、大人になった今でも学習のチャンスは私たちを取り巻いています。会社勤めをしていると、自由に使える時間は限られてしまいますが、その逆境をバネにすることで、二乗三乗の効果を得ることも可能です。

「よく学ぶ人というのは、頭がいい人なのではなく、どんな場面、どんな人からも、学ぶべきところを見つけ出す才能のある人(P260,L7-9)」

とあるように、勉強はどんな環境・状態にあっても取り組めることなのです。いかに能動的に周りから学ぼうとするのか、そのポイントさえ理解できていれば、今日この瞬間が学習のチャンスであることが分かります。つまり、机に向かうことだけが勉強ではないのです。誰しもが「よく学ぶ人」になれるのだと、勇気がわいてきましたね。