思わず誰かに話したくなる経済の不思議(日本経済新聞社:編)

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何年かぶりの更新です。時間に追われる忙しさを理由に、しばらく読書をさぼっておりましたが、本好きの方とのお話を通じて知欲に駆られ、居ても立っても居られず図書館に足を運びました。それも経済コーナーです。表紙に小さく書かれている「実はそんなに高くないのよ。スカイツリーの入場料」という一文に惹かれました。

 

高額な入場料を取るスカイツリーですが、他国の同レベルの展望台入場料と比べるとそれほど高価なものではなく、またスカイツリーの建設費用を鑑みれば、その入場料はそれほど高いものではないそうなのです。現在の入場料をベースとしても、総建設費用を回収するには約8年間かかるとのこと。先ずは費用回収に重点を置き、無事に回収できた暁には価格検討がなされる作戦なのかも(?)しれませんね。

 

その他にも、動物園の動物たちはどのようにして集められるのか、ハンバーガー屋さんになぜ学割が存在しないのか、食べ放題は儲かるのか、などなど日常生活の中にある何気ないハテナに対する記述が満載で、非常に楽しく読み進めることができました。経済と聞くと小難しく聞こえ、どうしても壁を感じてしまいますが、私たちの生活に密接な関りがあるものだと気が付くことができました。